第1回沖縄学生サミット(平成27年2月)
大学コンソーシアム沖縄主催 沖縄学生サミット2015を開催
平成27年3月7日と8日の2日間の日程で、琉球大学千原キャンパス内の体育館において、大学コンソーシアム沖縄主催による沖縄学生サミット2015を開催しました。
本サミットは、沖縄県内の11の大学・短期大学・高等専門学校の学生が一堂に集まり、学生による知性のネットワークを広め、各大学等の特色ある学風の交流を深め、英知を結集することにより、学生の未知なる可能性を引き出し、地域社会の活性化と発展に寄与するとともに、世界に通用するユニバーサルな人材を育成することを目的として初めて開催されました。
初日の第一部では、オープニングセレモニーが行われ、主催者の瀬名波榮喜代表理事による挨拶、続いて、宮城渉さん(沖縄工業高等専門学校4年生)とマーク・デイリーさん(沖縄科学技術大学院大学3年生)それぞれによる学生代表の挨拶が行われました。
次に沖縄県知事の来賓挨拶の代読を沖縄県企画部科学技術振興課の富永千尋課長から行われました。
第一部の最後には後、沖縄科学技術大学院大学(OIST)のジョナサン・ドーファン学長が「グローバル化が進む世界における教育の役割」をテーマに講演が行われました。
休憩後の第二部では、各大学の学生から、大学紹介のプレゼンテーションが行われ、工夫を凝らしたプレゼン資料を元に各大学の特色ある学風を上手にアピールしていました。
参加した学生は、他大学に関心が高く、プレゼンテーション後の質疑応答では、プレゼンターに様々な質問が投げかけられていました。
二日目は、学生や一般の方、高校生の参加によるワークショップが行われました。ワークショップは3部構成で行われ「学生サミットから何を学んだか?」、「どのように11の大学間でコラボレーションができるのか?」、「大学コンソーシアム、学生サミットに何を期待するか?将来、どう活動をするべきか」をテーマに議論を行い、グループ毎に取りまとめ発表を行いました。
サミットの最後に、次のサミットにつなげるための共同宣言を取りまとめました。
【共同宣言の主な内容】
- 学生サミットのスローガン’new creative 若者を一つに’
- 本学生サミットの最も大きな収穫は、私たちがこうしてサミットに集まり会うことが出来たこと、この交流を途絶さぬよう更なる交流が重要である(例:大学間定期交流会や他大学が行っている合宿、合同大学祭、体育祭等)。このコンソーシアムを通し少しでも沖縄の更なる発展に貢献出来れば幸いである
- もっと多くの人に大学コンソーシアム沖縄の存在を知ってもらうことが必要である。ホームページやFacebookなどのSNSを活用してコンソーシアムについて情報発信していくべき
- 自分達の学校のプレゼンテーションをするために、今まで知らなかった自分達の学校の特色、強みを知ることができまた、他大学の紹介を聞くことでお互いに関心が高まり、授業内容や活動内容を知ることで尊敬の気持ちが大きくなった。今後は、中心となる学生代表を組織化して固めることで、第二回、第三回の学生サミットがもっと盛り上がっていくのではないか
- 今回の学生サミットでは、沖縄に11大学の大学があることを知った学生が多く、はじめて交流ができたことで、今後何かを一緒にできるのではないかと感じた。例えば、各大学のサークルに参加することや各大学が行っている地域貢献活動など。しかしながら、各大学のサークル情報や活動内容など、情報共有の場がない問題が上げられた。学生が運営するFacebookやTwitterなどのSNSを使って、誰でも書き込める情報共有の場が必要である
ワークショップ終了後、希望者によるスポーツイベントとして「キャプチャー・ザ・フラッグ」と「ソフトドッチボール」が行われました。ゲーム中、チーム内での声かけやエンジンが組まれるなど連帯間や一体感が見られ、参加者は親睦を深めていました。
スポーツイベント終了後、学生主体による会場の後片付けが行われ、沖縄学生サミット2015の全てのプログラムが終了しました。
また、本学生サミットでは、会場の一角に11の大学・短期大学・高等専門学校の学生手作りによるブースが設置され、来場した高校生に対して各大学をアピールしていました。