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事業概要

1.基本的な考え方

沖縄の子ども達を取り巻く環境は、全国の中でも極めて深刻とされ、内閣府において、沖縄振興で残された課題の一つとしてこの問題について、今後の沖縄振興計画期間中(平成28~33年度)を「集中対策期間」とし、地域の実情を踏まえた対策に集中的に取り組むとされている。このため、平成28年度から「沖縄子供の貧困緊急対策事業」が開始され、(1)子供やその保護者を様々な支援につなぐ子供の貧困対策支援員の配置、および、(2)子供が安心して過ごせる居場所の運営支援が、県内各市町村で実施されている。

本事業は上記「子どもの居場所」を利用する子ども達の居場所における安心感を向上させると共に、一人一人の子どもの実情に沿った成長を個別にサポートすることを目的とするものである。そのために、「子どもの居場所学生ボランティアセンター」(以下、センター)において、大学コンソーシアム沖縄に所属する11大学・短大・高専に在籍する学生を中心に「学生サポートボランティア」の募集・登録を行い、各子どもの居場所のコーディネーターが作成する「学生サポートボランティア派遣申請書」に示される要件と学生サポートボランティアの活動希望のマッチングを行った後「学生サポートボランティア活動計画書」を作成し、子どもの居場所への派遣を行う。派遣後においても子どもの居場所や各所属大学との連絡調整等をセンターが継続して実施し、個々の学生サポートボランティアへの支援による活動の質の向上を通して、学生サポートボランティア活動がスムーズに実施されることを支援する。

本事業は、「沖縄子供の貧困緊急対策事業」の一環として、内閣府が沖縄県に補助金を交付し、沖縄県が大学コンソーシアム沖縄に事業を委託して、運営されている。

2.サポートボランティア実施方針

子どもの居場所を利用する子ども達と年齢の近い学生が身近な「お兄さん、お姉さん」的な存在となり、子どもの居場所における安心感の向上を達成するとともに、一人一人の子ども達のその時々の実情に沿った寄り添い型のサポートを提供することで、子どもの自己肯定感の向上を目指す。このことを通して、居場所における他の活動や、学校生活における種々の活動参加への意欲が高まることによる正のスパイラルが生じることを目指す。

3.業務内容

(1) 沖縄県内の大学生等を対象とした学生サポートボランティア活動に関する啓発活動

  1. 大学コンソーシアム沖縄に所属する11大学・短大・高専に対するチラシの作成・配布等の実施
  2. ボランティア啓発講演会
    県内の実情や、国内外の先進的取り組みに関する研修会等(年に1回実施)と併せて実施。
  3. ボランティアセンターHPの開設・更新
    学生サポートボランティアの募集に関する情報の掲載に加えて、県内外の子どもの居場所活動等に関連した記事の情報を随時更新。
  4. センターコーディネーターによる情報発信
    関連イベントの実施時等に、コーディネーターの記事をメディアに投稿。

(2) 学生サポートボランティア活動に関するプログラムの作成

啓発活動、登録方法、研修内容、マッチング方法、関係組織との連絡調整方法、状況確認・集計方法、その他の活動に関する骨子を作成。

(3) 学生サポートボランティア活動に関する学生の登録(センターコーディネーターで実施)

  1. 学生サポートボランティア申込書(活動希望形態を含む)、誓約書(守秘義務を含む)の作成(活動希望形態を含む)
  2. 申込書の受理
  3. 所属大学等への連絡・確認(各大学の本事業協力担当窓口の確定が必要)
  4. データ登録(管理フォームの作成、データ入力・管理:セキュリティーのチェック)
  5. ボランティア保険への加入手続き

(4)学生サポートボランティア活動に関する学生の研修

  1. 事前研修(各大学や組織で実施している事前研修を参考に組みたてる)(年2回程度)
  2. 県内の実情や、国内外の先進的取り組みに関する研修会(年に1回程度)

(5)子どもの居場所と学生サポートボランティアのマッチング

  1. 子どもの居場所担当者へ提示する「子どもの居場所学生ボランティアセンター子どもの居場所向け手引き」の作成
    学生サポートボランティアと担当する子ども達との健全な関係を維持するための方策について確認。
  2. 各子どもの居場所への手引きの配付と説明会の実施
    学生サポートボランティアと子どもとの不適切な関係(許可なく居場所以外で会う、個別に連絡をり合う等)に関する監督責任等について確認。
  3. 「一般社団法人大学コンソ-シアム沖縄と○○○との学生サポートボランティアの派遣・受入に関する協定書」の作成
  4. 各子どもの居場所による「学生サポートボランティア活動計画」作成(ボランティアを活用する子ども達の推薦含む)
  5. 各子どもの居場所から提示された要件と学生サポートボランティアの活動希望とのマッチング・派遣

(6)子どもの居場所への学生サポートボランティアの派遣

  1. 出勤簿や活動報告書等の関連書類の作成
  2. 子どもの居場所への学生サポートボランティアの派遣
  3. 島嶼地域の子どもの居場所への学生サポートボランティアの派遣(長期休暇中)
  4. センターコーディネーターによる個別相談の実施(随時)
  5. センターコーディネーターによる子どもの居場所への定期訪問

(7)学生サポートボランティアを派遣する子どもの居場所との連絡調整

  1. センターコーディネーターによる定期的な連絡(月に1回程度)
  2. センターコーディネーターによる個別対応の実施(随時)

(8)学生サポートボランティア活動の状況確認、集計

  1. 出勤簿や活動報告書の管理・取りまとめ
  2. 報告書作成

(9)学生サポートボランティアが所属する大学等との連絡調整

  1. 所属大学への活動状況報告(年に2回程度)
  2. 必要に応じた所属大学との連絡調整の実施

(10)その他学生サポートボランティア活動に関する業務

  1. 参加学生支援制度(メンター制度)の構築・実施
    沖縄県内の専門職団体にメンター支援専門員の派遣を依頼し、学生サポートボランティアのサポート力向上をはかる
  2. 参加学生による企画提案型事業の実施
    「沖縄県の子どもの貧困問題を解決するための取り組み」について参加学生からの企画提案を募集する。その際、何らかの公益性を有する組織・団体(専門職団体、経済団体、プロスポーツ団体、教育関連企業、マスコミ等)との協同を含める企画内容とすることとし、学生の課題解決能力の向上とともに、本事業の県内外への周知も企図する。
  3. 日本国内外の先進的な取り組みに関する情報収集の実施
  4. 調整会議の実施
    構成員はセンター長、副センター長、コーディネーター、事務職員、その他センター長が必要と認める者とする。審議事項はセンターの管理運営に関すること、事業計画に関すること、その他センターに関すること。
  5. その他、学生サポートボランティア活動の推進に寄与する活動の実施

大学コンソーシアム沖縄主催

子どもの居場所学生ボランティアセンターキックオフシンポジウム

平成28年4月に大学コンソーシアム沖縄内に子どもの居場所学生ボランティアセンターが設置され、同年5月から、本センターが本格的に稼働しました。
この度、本センターのキックオフとして、「ボランティア活動における学生の強み」をテーマにシンポジウムを開催し、学生・大学関係者、子どもの居場所関係者及び一般の方も含め100名以上の参加をいただき、内外へ本ボランティアセンターの活動を情報発信することができました。

symposium01

symposium02

日時平成28年9月3日(土)14:00~17:00
場所琉球大学法文新棟215教室
プログラム■挨拶
■報告 内閣府、沖縄県
■基調講演「居場所作りの活動から見えてきた学生ボランティアの役割」幸重 忠孝氏(幸重社会福祉事務所 代表)
■パネルディスカッション「ボランティア活動における学生の強み」

senaha
瀬名波代表理事による挨拶

ikegami
内閣府の取組を報告する池上室長

kisyaba
沖縄県の取組を報告する喜舎場室長

motomura
本村センター長によるセンター活動内容の紹介

yukishige
幸重氏による基調講演

センター長あいさつ

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