第2回シンポジウム(平成27年10月)
大学コンソーシアム沖縄第2回シンポジウム2015を開催
去る平成27年10月10日、沖縄コンベンションセンター会議棟において、大学コンソーシアム沖縄主催による第2回シンポジウム2015が開催されました。
本シンポジウムは昨年のキックオフシンポジウムに引き続き、第2回目として開催され、「グローバル人材の育成」をテーマに、駐日米国大使のキャロライン・ケネディ氏や海外からの来賓をお招きし、盛大に開催されました。
シンポジウムでは、瀬名波榮喜代表理事の歓迎の挨拶の後に、浦崎唯昭沖縄県副知事による沖縄県知事の来賓挨拶の代読が行われ、続いて駐日米国大使のキャロライン・ケネディ氏が基調講演を行いました。
基調講演においてケネディ大使から、「地域社会あるいは国家にとって教育ほど重要で長期的な課題はない。島嶼コミュニティの沖縄は、気候変動、エネルギー安全保障、海洋の持続可能性、海上安全保障や自由貿易といった問題の最前線におり、これらは、地域の問題ではなく、国際的な難題である。それらを解決するためには、様々な国の人々が協力し、創造的かつ批判的思考し、お互いの言語で明確に伝達することが求められる。教育と留学はその前進に不可欠である。平和の夢は、すべての人々が共有するもであり、私たちが力を合わせ、お互いに信頼を持ち続ければ、平和と調和を手に入れることができる」と述べられました。また、併せてアメリカ国務省は、経済的に恵まれない成績優秀な学生に対して総額2300万円近い無利子の奨学金を沖縄県にある一般財団法人と連携して提供することが発表されました。
その後、日米交流財団専務理事のMs. Paige Cottingham-Streater(ページ カッティンガム ストリータ)氏から来賓の挨拶をいただき、国際連合広報センター所長の根本かおる氏から、「Your United Nations国連を自分事に」をテーマに基調講演が行われました。
続いて、パネリストとしてご来賓のMs. Paige Cottingham-Streater氏及び基調講演者の根本氏、観光産業界から(一財)沖縄観光コンベンションビューロー会長の平良朝敬氏、沖縄学生会議代表者(琉球大学学生)の嘉陽宗一郎氏、主催者代表3人が登壇し、パネルディスカッションが行われました。本パネルディスカッションは、会場とパネリストによる質疑応答型で行われ、会場からは、活発な質問や意見が出され200人以上を超す参加者はパネリストへの回答に熱心に耳を傾けていました。
最後に大城肇副代表理事・琉球大学長から閉会の挨拶があり、シンポジウムは終了しました。
また、シンポジウム開催前に、同コンベンションセンターC2会議室において学生会議代表の20名と、ケネディ大使による懇談会が行われました。
懇談では、学生一人づつの紹介が行われ、その後、ケネディ大使から「何か要望はありませんか」との質問が出され、ある学生から「是非、うちの大学へ来学してもらいたい」との要望が出されました。
時折笑いを誘う和やかな懇談となり、参加した20人の学生は、大変有意義な時間を持つことができました。