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第3回シンポジウム(平成28年10月)

大学コンソーシアム沖縄第3回シンポジウム2016を開催

 平成28年10月10日(月・祝)に沖縄コンベンションセンター会議棟において、大学コンソーシアム沖縄主催による第3回シンポジウム2016が開催されました。
今回のシンポジウムのテーマを「ボランティア精神」と設定しました。本年は、4月に熊本県及び大分県において震度7を観測する震災が発生したこと、また、平成23年度に発生した東日本大震災では、多くの命が犠牲となり、多くの方が家屋を失った中で、ボランティア活動が果たした役割やその意義は大変大きなものであったこと、更に、本年、大学コンソーシアム沖縄は、沖縄の子どもの貧困問題に対応するため、子どもの居場所学生ボランティアセンターを立ち上げ、学生サポートボランティアを各子どもの居場所へ派遣することとなったこと、これらを踏まえ、今一度、「ボランティア精神」をテーマに県民の皆様と議論を深めるために企画しました。
 シンポジウムでは、瀬名波榮喜代表理事の歓迎の挨拶の後に、下地明和沖縄県企画部長による沖縄県知事の来賓挨拶の代読が行われ、続いて稲嶺恵一りゅうせき参与(元沖縄県知事)による来賓挨拶が行われました。
その後、UNICEF(国連児童基金)東京事務所代表の木村泰政氏から「すべての子供たちに公平な機会を UNICEFの理念と活動」をテーマに基調講演Ⅰを行いました。
基調講演では、木村代表から、UNICEFの使命やUNICEF戦略計画(Strategic Plan)における7つの重点分野(保健、HIV/エイズ、水と衛生、栄養、教育、子どもの保護、ソーシャル・インクルージョン(誰一人として取り残されない社会))、紛争や武力衝突の起きている地域の子ども達の現状について説明があり、最後にシリア難民の女の子の映像をもとに、「この悲話の少女の希望が絶望に変わらないように、UNICEFは、これからも困難な状況にいる子ども達のサポーターであり続けます」として講演を締めくくられました。
続いて、JICA沖縄国際センター所長の河崎充良氏から、「ボランティア精神と心の足腰の修練」をテーマに基調講演Ⅱが行われました。河崎所長からは、JICAボランティア派遣50年の歩みから浮かぶボランティア精神の説明や、これまでJICAのボランティア経験者が提供してきた価値、民間連携によるボランティア制度について説明がありました。
後半の部では、パネリストとして基調講演者の木村代表、河崎所長、関西学院大学総合政策学部4年生の花田樹氏、主催者を代表して、大城肇副代表理事、本村真子どもの居場所学生ボランティアセンター長が登壇し、パネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッションの冒頭では、花田氏から、国連ボランティアとしての海外での活動報告や本村センター長からは、沖縄における子どもの貧困の現状について報告があり、それらを踏まえ、各パネリストからはボランティアについての見解が述べられました。会場からもパネリストに対しての質問や、企業や大学関係者への要望が出されるなど、多角的な意見が出されディスカッションは終了しました。
 シンポジウムには120名以上の参加があり、大城肇副代表理事からの閉会の挨拶により終了しました。

 

  • 瀬名波代表理事による歓迎の挨拶

  • 知事来賓の挨拶を代読する下地沖縄県企画部長

  • 稲嶺恵一氏による来賓挨拶

  • 木村代表による基調講演の様子

  • 河崎所長よる基調講演の様子

  • 基調講演を熱心に聞く参加者

  • パネルディスカッションの様子

  • パネルディスカッションを進行する瀬名波コーディネーター

  • 大城副代表理事による閉会の挨拶

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